その3、俺の綿密なネリネリ

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【追記・ネリネリとは勇士語録で綿密に啓太を落とすための計画を立てることを意味する】 手中に落としてしまえばあとは俺の溜まりに溜まり込んだ妄想から啓太の望むものを行うだけだ。 ただ、思った以上に、言質をとってからも啓太の可愛さにクラクラとし始めて正常な判断ができたという記憶がない。 漫画のように自分で後ろを使って慰めてたりはしていなかったみたいで、初めは俺の指をお断りされてた。 けど、「初めてだから無理」って言ってたのに、自分で気持ちがいい場所を探して腰を動かしていたり、さすがにゴムをつけないと色々とヤバいと思い、つけようとすると「嫌だ」と涙をこぼされる。 好きな奴の前では紳士でありたいと思う自分と、乱して溶かして、俺の中に閉じ込めて俺色に染めてもう...考えただけでも鼻血でる。異常な思考を持った自分にゆらゆらと心が揺らぐ。 ガクッと敗北してしまった後は、うん、自分でも人間だって言うのを忘れてたー。 あぁ、人間も動物なのだと思った。 俺が出したのに気付いたら、ふふって嬉しそうな顔で笑うし、無意識で指を唇に当ててオネダリポーズ。 中に出した物を掻き出さないといけないと思い、ゆっくりと抜けば甘さと切なさが混ざった声を一言。 もう、それだけでも自制って何?っていう感じだ。 ティッシュの箱を持って待ち受けると「...んで?やだぁ」と眉を寄せていう啓太。 それでも心を鬼にできた俺はすごいっ! やべ、ティッシュの中がないっ!と思い、ささっとシャツと下着を身に付け部屋を出てすぐに置いてある備品置きの場所まで取りに行った。 戻ってくるとスヤスヤと眠っているのに、尻からは俺が何度吐き出したかわからない物がツーっとゆっくり出てて、思わずごくりと唾を飲み込んだ。 さすがに寝ている人間に手を出すわけにはいかないと思ったけれど、滅多におとずれることのない貴重な状況。 目覚めることがなさそうな啓太、情事後濡れ濡れモード。 うん、目に焼き付けておこうっ!
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