その3、俺の綿密なネリネリ

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成功。 邪魔者を家から追い出し、この二日間は俺と啓太だけだ。 嬉しい。 けど、それでは啓太の心を全て手に入れれてない。 中途半端はだめだ。 俺の物だという自覚を持ってもらわなければならない。 追い込むように啓太を囲い、ちょっとした出来心で俺の願望を再現する。 恥じらいながらも応える啓太、うん、最高。 気付いてるのかなー。 その照れる仕草とか、少しでも身体を見られたくないって思ってるのに、丸見えになっているところは、俺を誘いまくってる。快感に流されると弱いことが判明した啓太は、すぐ求める。 大切にしたい。 だから、準備していたゴムの入った箱に手を伸ばした。見せたらすごく驚いて顔を真っ赤にさせている啓太。 でも、まんざらでもないようでちらりと俺の臨戦態勢が完了しているオレを見た。 ウットリとした視線に理性という物は無力だ。 ブチっ。 あ、俺のナニかの暴走を止める何かのキレた音が聞こえた。
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