その1、ループ

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あ、先ほどの俺の出した答えは3番です! 「ごめんっ!どうしても断ることができなかった。友達が教えてくれたことにすごく興味があったんだっ!  …ごめん。もう、頼まないようにするから…」 ジャンピング土下座からのしんみりとへこんでいる俺。 演技、最高じゃね? 目の前の姉は一瞬、何か考える様な顔をした。 再び俺に視線を向け 「ほう、それなら。どうして『なんで?男子高校生、初めての恋は幼馴染。「ずっと一緒に寝てくれますか?」』が購入履歴に入っている。お前の友達に腐がいるのか?訳(お前の友達に腐男子がいるのか?)」 ひゅっと思わず息をのんでしまった。 どうする、どうするべきだ。 この場合は、どうしたらいいのだ。 1、いないと答える。 2、いると答える。 3、...俺だよって答える。(正解は、これ) じわじわと睨みつけるようにみる姉。 後ずさりドンと背中に衝撃が走り絶望が広がる。 神様、仏様、旦那様(意味不明)っ!俺を助けてくれっ!! 「あっれー、夏さん。こんなところで啓太と何の話をしてんの?  俺も混ぜてよー」 俺と姉のどちらでもないのんびりとした声が聞こえ、そちらを見ると幼馴染がいた。 あっ… 姉がキッと磨かれたばかりのナイフのような視線を俺に向ける。 幼馴染は学校のシャツのボタンを全て外したまま、羽織ったままでパンイチだ。
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