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あ、先ほどの俺の出した答えは3番です!
「ごめんっ!どうしても断ることができなかった。友達が教えてくれたことにすごく興味があったんだっ!
…ごめん。もう、頼まないようにするから…」
ジャンピング土下座からのしんみりとへこんでいる俺。
演技、最高じゃね?
目の前の姉は一瞬、何か考える様な顔をした。
再び俺に視線を向け
「ほう、それなら。どうして『なんで?男子高校生、初めての恋は幼馴染。「ずっと一緒に寝てくれますか?」』が購入履歴に入っている。お前の友達に腐がいるのか?訳(お前の友達に腐男子がいるのか?)」
ひゅっと思わず息をのんでしまった。
どうする、どうするべきだ。
この場合は、どうしたらいいのだ。
1、いないと答える。
2、いると答える。
3、...俺だよって答える。(正解は、これ)
じわじわと睨みつけるようにみる姉。
後ずさりドンと背中に衝撃が走り絶望が広がる。
神様、仏様、旦那様(意味不明)っ!俺を助けてくれっ!!
「あっれー、夏さん。こんなところで啓太と何の話をしてんの?
俺も混ぜてよー」
俺と姉のどちらでもないのんびりとした声が聞こえ、そちらを見ると幼馴染がいた。
あっ…
姉がキッと磨かれたばかりのナイフのような視線を俺に向ける。
幼馴染は学校のシャツのボタンを全て外したまま、羽織ったままでパンイチだ。
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