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今、先程の少年はあるギルドの目の前にいる。
そう、王都の喧騒の元となる【輝きに満ちた月】のギルドの前だ。
純白のマントを羽織った少年は、ギルドの中に入り、あっという間に受付カウンターまで行った。
何故なら、みなが彼を見た瞬間にコソコソと話しながらも道を譲ったからだ。
「おい、あのマントは総帝様じゃねぇか?」
「まぁ!生きているうちに総帝様を見られるなんて!」
など、他にも沢山の話し声が聞こえた。
が、彼は気にする様子もなく受付嬢に言った。
だが、彼がz喋り始めた瞬間に、ギルドの中は一瞬で静かになった。
総帝「Xランクの任務を三件、SSSランクの任務を一件達成したのですが...」
受付嬢「か、かか、かしこまりました!で、ではカードを!」
総帝「分かりました」
そう言いながら彼は、無属性魔法からギルドカードを出した。
ここで説明する。
ギルドカードとは、所持者の名前、ランク、属性、そして犯罪歴を書いたものだ。
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