第1章:少年

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受付嬢「あ、ありがとうございます。 ...受けられた依頼の全てを達成していることを確認しましたので、カードをお返し致します」 総帝「ありがとうございます。それと、あまり緊張なさらないでください」 彼はそう言ったが、世界最強の人が目の前にいる時点で、緊張しない者など滅多にいないものだ 受付嬢「わ、分かりました!...報酬はどう致しますか?」 総帝「振り込んでおいてください」 受付嬢「わ、分かりました」 総帝「お仕事頑張ってくださいね。では」 そう言って総帝は、ギルド隊員専用の階段を登って行った。 彼がいなくなった瞬間に、ギルドの中はまた喧騒に包まれていった。 だがみなの話題のほとんどが、先程までここに居た総帝の話題で埋め尽くされている。 「いや〜、なんか雰囲気がヤバかったよなぁ〜」 という者もいれば 「総帝様、とってもカッコよかったわ!」 「えぇ!それに話し方や仕草まで、丁寧で美しかったわ!」 と言う者もいた
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