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「先輩、あまり男を舐めないでくださいよ」
「は?」
「今からは先輩のこと、好き勝手にさせてもらいますから」
「な、何言って…」
危険を感じて彼の胸元を押すけれど、ビクともしない。
彼は後輩の前に一人の男。
私はどうして逆に考えていたのだろう。
今の私はもう、彼から逃れられない。
抵抗をやめた私を見て、彼が笑う。
「俺は優しいから、先輩にチャンスをあげます」
「チャンス?」
「今日から俺の恋人になってくれるなら、今からする行為は全部優しくしてあげます」
「なっ……!?」
今からする行為。
それが何を指すのか、ある程度はわかる。
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