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「……あります」
「何?なんでも言って」
先輩として、彼をこのような状態にしてしまったことを反省しないといけない。
「先輩って、馬鹿ですね」
「……は?」
けれど、彼の口から出た言葉は予想を遥かに超えるもので、理解するのに時間を要した。
「先輩?」
横になっている彼は、固まった私の頬を突っついてきた。
かっこいい。
確かに絵になるくらい。
ただ───
「言っていいことと悪いことがあるでしょ!」
先輩に対して馬鹿と言うのはおかしい。
失礼極まりない。
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