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「そういえば。浜園さんは露出趣味だけでなく、指フェチでもあるんですか?」
「んっ。あうぅ…突然、なにを、いって…」
「いやぁ、先程待たれている間ずっと私の指を眺めていましたよね?例の患者さんの検査中も指を絡めていましたし、指がお好きなのかなと思いまして。」
唇をなぞっていた指が一瞬だけ滑って中に入ったのも相まって、ビクッと身体に電撃が走る。そんな趣味嗜好なんて無いはずなのに、全てバレていたのが分かり、背筋が悪寒でゾクゾクし始める。
「そうであるなら、これで擦られるのは相当お好きでしょう?」
そう言いきると、焦がれていた先生の指が樹液を求める芋虫の様にもぞもぞと恥穴へ潜り込んでくる。蜜の在処を探し、曲げては這いずり進んでいくその動きは、さながら尺取り虫を思わせた。
「あっ!!あっああぁっ!!ぐにぐに…広げないでっ、えぇ!!そんなもの、欲しくなっ!!あんっ!!」
「嘘はよくありません。最初に言いましたよね。今日は何度でも絶頂していただくと。的確な治療を行うためには、まず素直になっていただかないと。痩せ我慢は結構ですよ。」
先生の指は最初こそ私の中を出たり入ったり、広げては閉じたりを繰り返していたが、次第に根元まで侵入したまま動かなくなり、指先だけを一点に押し付ける動きに変わる。トンと優しく叩き、ぎゅうっと押し付けられ、ずりずりと引っ掻かれ、無くなったかと思えばまた優しくノックされる。
一連の単純作業の繰り返しに、私は淫らな喘ぎ声を漏らしつつ腰を浮かせては伸縮させてしまう。尺取り虫のように体をくねらせて、その快感から逃げようとすると、先生は腰が浮く一瞬の隙を突いて手を下から股に滑らせて、最も触れさせてはいけない危険スポットを犯そうとしてくる。
「だめぇ!!ぜったい、あん!!だみぇ!!いま、あっあん!!そんなとこ、さわっちゃ!!あ!!」
「Gスポットでここまで感じるということは、浜園さんはセックスがお好きなんですね。荒療治になるかと心配だったのですが、開発がお済みの様で安心しました。性器の状態も良好でしたし、セルフケアをしっかりされているようで嬉しいですよ。」
「はぅっ!!はぁ…そんな、あぁ!!淫乱みたい、にぃ!!いわないでぇ!!」
これ以上先生の好きにさせるもんかと、私は弱点を守るようにベッドに押し付け、先生の指はおろか空気すら入り込めない様に一切の隙間を無くす。シーツを歯で力一杯噛み締めて、色の漏出を無理やり抑えつける。これで少しは耐えられるはず。あとは隙を見て思いっきり蹴飛ばせば…
「浜園さん。力が入りすぎです。少し楽にしましょうか。」
先生は指の動きを止め、左手で股を開かせる様にヒップを内側に寄せると、悶える私に止めを刺さんとイき狂いスイッチをぐぐぅーと強く押す。露になった秘豆を床に強く押し付けられてしまう。一点集中の攻めは快楽で悶絶するかの様に、身体がキュッと締まり、得体のしれない衝撃が土石流みたいに私を飲み込む。
「んっ!!…んんんんーーー!!んんーー!!」
押し寄せる快楽の波から逃れようと暴れるも、ピンで縫いつられた蝶みたいに身動きできずひたすら悶えることしかできない。硬い病院のベッドという鉄板に押し潰されるクリトリスは想像を絶する痛みを受けているはずなのに、気絶を阻止するために脳がショートしてしまったのだろうか。無意識に痛みを気持ちよさに変換されてしまい、押され続けられている間私は休むことなくイキ続ける性の快楽地獄へ落ち続けた。
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