9 たまにでいいから、こうしてもいいか?

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「………」 安易に答えてはいけない。 肯定するのはもっとも避けなければならない。 何故朝間先生がいる? 隣の家……なのか? そう言えば咲桜が「ややさん」って呼んで―― 「別に警戒しなくても、神宮さんがやっていること、学校でばらしたりしませんよ。在義兄さんの言いつけですから」 「………」 在義にいさん? 朝間先生は在義さんと親しいのか? 誰何するか刹那悩んだとき、ドアが勢いよく開いた。 「流夜くん!」 咲桜が満面の笑顔で飛び出して来た。 「いらっしゃ――夜々さん⁉」 俺と対峙する朝間先生を見て、素っ頓狂な声をあげた。 そしてまた泡喰った顔になる。
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