ぼくを救ってくれた人

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その夜は遅くなって、彼女は明日は休みだから、はなから満喫に泊まるようにお泊りセットを持って来たのと話していた ぼくの自宅に近かった 彼女はぼくの事をオトコとして見ていない 普段から仲間としか見られていないのは感じでいた 思い切ってぼくのうちにはゲストルームがあるから泊まれば?と言ってみた えー、いいの? 全然、オトコとしてみられていないことがすぐわかる 彼女はバツイチだけど一人で健気に頑張っている人だった 結局、彼女はぼくのうちのゲストルームに一泊してありがとう!なんて言って帰って行った 寝る前に少し話したのと、送別会で楽しく酒を飲んだときに話したあいだ、ぼくはすごく心地よかった 自分でも驚くほどリラックス出来たし、話したり、聞いたりが、ずっと出来るかもしれない相手に出会ったことがなかったことに初めて気がついた その夜は久しぶりに熟睡した それから、その彼女のことを考えるようになった そして、お互いにバイトのない日にご飯に誘って話そうと思った 彼女はいいよ~と言って来てくれた どうやら、お付き合いしている人はいないみたいだった ご飯も一段落した頃、ぼくは彼女にこう、切り出した 今日はありがとう あの、ちょっと話したい事があって・・・ これを言うことでバイト先で気まずくなるかも知れないけど     
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