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家の洗濯機が壊れた。
わたし、栗林百子。十七歳。花の女子高生。
お母さんの言いつけで、今からコインランドリーに行って来ます。
コインランドリー行きを言いつけられたその時は、ちょうど漫画を読んでいたので、本当は行きたくなかった。
だけど、お母さんが、『洗濯に行ってくれたら、百子の大好きなイチゴのショートケーキを食べさせてあげるわよ』と目の前にイチゴのショートケーキをちらつかせるものだから、わたしは誘惑に負けたのだ。
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