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妻との関係の停滞に反して、尾上さんと私の関係は怖いくらいに進捗していった。
彼女は私よりも年下にもかかわらず、性的な遊び心、アイディアははるかに私の上をいき、いつも私の想像を超えた。彼女に性的に導かれるのはいつも楽しみだったし、支配されるのに快感を覚えている。
床に四つん這いにされ、さんざん自分のおしりを弄ばれた後に、やっと挿入を許された。
快楽を貪るように正常位で彼女の内部をつついている時に、彼女の携帯が鳴り出した。
彼女は気持ちよさそうな顔で携帯をバックから取り上げた。
あわてて腰の動きを止めて、彼女が話を終えて、携帯をバックに戻すのを待った。
「絶対とめないで!うごかして」
動きを止めた私を、不機嫌そうに怒るのであわてて腰を動かす。
彼女はまだ鳴っている携帯を見つめると、画面を指で触った。当然マナーモードにしたのかと思った。
しかし、そうではなかった。
「もし、もしぃ」
いきなり彼女は挿入中に話しだした。それもスピーカーモードにしているので相手の声まで聞こえる。
「あ、あきこ。今何してるの?」
誰と話しているのかはすぐにわかった。
「何してると思う」
彼女は、私を見つめながらその問いかけに答えた。
「何だよ。どうせショッピングなんだろ。それとも誰かといるのか?」
低い強そうな声だった。そしてその声が少し嫉妬してるように聞こえた。
夫と話している時に大胆すぎる。さすがに挿入したモノを回収したくなったが、彼女はそれを許さなかった。
唇を『う ご か せ』と声をださずに脅してくるのでおそるおそるゆっくり動かした。 二人の接合音が入るのが心配だった。
「今ね。フィットネスクラブよ。そういうあなたは何してるのよ」
私には絶対にしてくれない甘い話し方にジェラシーを覚えた。
「俺は仕事してるよ」
夫は彼女の甘ったるい声に満足そうに答えた。
「嘘。変な女の人と一緒じゃないの?」
挑発するように彼女は上手く返す。これでは男は疑うことができない。
そして彼女は私に後ろからつながれている。
最初は罪悪感で腰を動かしたくなかったが、彼女の挑発ぶりに腰の動きが自然と早くなっていった。
明らかに私の心を乱すためにやっているとしか思えなかった。
「そんなのいるわけないだろ」
「じゃあ何で電話してきたのぉ 愛してるの」
夫は照れて笑っている。彼女の息の多い声は男を狂わせる。
「ごめん。今日帰り遅くなるんだ。ちょっと仕事で」
夫は本当に悪いという感じで彼女に謝っている。
「え~ もう、またなの!」
とても寂しそうに返す彼女を見て完全に自分に火がつくのがわかった。べちゃべちゃになっている所に腰を突き立て全力で動かす。電話で喋れなくなればいいと思った。
接合部からでるいやらしい音を高めるように激しく動く。
「ごめん。なんか買ってあげるから・・・もしもし?」
どうやら彼女は私の動きに感じてて答えられないようだ。
「なんか、雑音がうるさいね? 何やってるの」
男の焦った声が聞こえた。彼女は私の腕を思い切りつねり腰の動きを止め、私の身体を後ろに乱暴に押して、連結を切り動きを止めさせ息を整えた。
卑怯な彼女の行為だが、なぜか誇らしく思えた。
「だからフィットネスクラブって言ってるんじゃない。今バイク漕いでるの。じゃあ」
言うや否や通話を急いで切った。
彼女は私を睨んだ。また怒られるのかもしれない。
「こっちに来て」と言われて近寄ると、唇が削り取られるくらい激しくキスをされた。
「ごめんね。嫉妬した」
黙ってうなずくと、「おいで」と言われてまた彼女は私のモノを受け入れた。
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