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くるくると回るのはレモン色の傘。
かざぐるまみたいに
くるくると円を描き
まるで、お日さまのようだ。
たくさんの雨粒たちが
どれもこれもみんな
キレイに弾かれては流れ落ちて
キミにさよならを言うヒマもない。
気づいてるかな。
ボクはね、
キミの髪に触れて
キミの頬に触れた
罪深き四月の雨。
真新しいキミのお気に入りも
台無しにしてしまったね。
明日になれば
きっとボクはもういないから
キミはもう
忘れてしまうのだろうけど
ボクはそれで構わないんだ。
キミがその手にうけとめた
ボクの涙だけ
恋と呼んでくれるなら。
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