氷と太陽の黄金比

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氷と太陽の黄金比

「俺と結婚してくれませんか」  彼の中には、0か100しかない。白か黒ではなく、0か100。  私のことは0か100しかない。真ん中はなくて、百好きか、一も好きじゃないか。  そう言ったら、意味が分からないのか首を傾げた。  だから私はこの人が世界で一番大嫌い。何度告白されても私はこの人が大嫌い。  私の感情をすべて浚ってしまったのは、貴方だ。 『氷と太陽の黄金比』
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