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「見て、便器ちゃんの声に反応して、ビッグマウス・サンドワームが戻ってきたわ!」  僕はエメドラちゃんが指さす方を振り返った。エメドラちゃんの言うとおり、僕が大声を出してせいで、ビッグマウス・サンドワームがこちらに方向を変えて向かってくるのが見えた。 「何でだ、なんで目覚めない! 目覚めろ、ダイベンガー」  焦った僕は、さっきよりも更に大きな声で沈黙し続ける人面岩に呼びかけた。 「・・・・・・」  しかし人面岩は僕の呼びかけにこたえる事は無かった。 「どうしたんだよ便器ちゃん、何も起きないじゃ無いか。いったいこの岩がどうなるって言うんだよ。さあ、教えてくれ」  ブラカスちゃんは僕に食ってかかっていった。 「うう、ほんとうは、ほんとうならこの人面岩はダイベンガーといって、巨大なロボットの頭になるはずなんだ。そして僕の呼びかけに答えて僕をダイベンガーの操縦席に案内して、そしてロボットを操縦してビッグマウス・サンドワームをやっつけて・・・・・・」  僕はダイベンガーを呼び覚まして、格好よく二人を助けるはずだった自分の計画を話した。     
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