3人が本棚に入れています
本棚に追加
「お前だろ、ケンカをしかけてきたのは。」ビリーはナキムシの耳元に向かって言いました。
「ごめん。」ナキムシが素直に謝ると、ビリーは黙ってしまいました。
「こっちもごめん。」しばらくしてビリーがナキムシに言いました。
「ビリー。」ナキムシはもう泣きませんでした。これからもビリーとともに歩いていくようです。
太陽も月も彼らを見守り続けます。
かつて富士山のふもとに、ナキムシと言われる大男がいたそうです。
最初のコメントを投稿しよう!