48、「あれ、あれれ。」ナキムシが首を傾けました。

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「ね、ビリー、ビリーだけ映ってないよ。」ナキムシは鏡を見て笑い転げました。 「うるさい。」ビリーはヒョイと地面に降りて、鏡を蹴りました。 「あれれ。」すると鏡が一回転して、ビリーの姿も鏡に現れます。 「おれだ、おれがいる。」ビリーは叫びました。 「ほんとだ。」ナキムシはそれを見てまた笑いました。
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