黒猫

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『お、雛 おはよう …?なんで俺の寝室から?』 『お母さんが起きてこなかったから様子見てた グーグー寝てる(笑)』 『あははは 朝弱いもんなー そうか 起きてないのか 会いたかったわ またすぐ行っちまうからなー』 『んー起こせば?』 『いやいいわ寝かしといてやれ』 『なんか食べるでしょ?ついでに作るよ』 『おー気が利くなーいつの間にか成長したな』 『なんそれ(笑)トーストでいいでしょ 卵のっけた』 『おう よろしくな』 『あいさー』 …び…びっくりした…急に帰ってくるなんて…はぁ… …でも…何も隠れなくても…でもそうか…娘と母親が…あんなことしてれば…カァ…!! 自分がしようとしたことを思い出す… 娘の前で胸をひけらかし…噛んでほしい…?…まるで…本当に恋人にねだるような… あぁ…私は何を…でも…噛まれた箇所がじんじんしている… 雛ちゃんの歯、唇の感触を思い出す 気持ち…よかった… 噛まれている間…頭の中がピリピリして熱いのが体全身を…走っていく…感覚… 今思い出してもぞくぞくする コンコン ! 「は…はぁい…」 スーっと扉が開く 『お、おはよう百合香』 「ん、お疲れ様、あなた」 『また出張行っちまうけど悪いな』 「ううん、いつもお疲れ様 今度はいつ休みとれそうなの?」     
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