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私はその声のする背後を振り返った。
いや、私だけではない…
米倉も、好子も振り返った。
そして、振り返った先には、直一の姿があった。
「…お義兄さん…」
米倉が言った。
「…二人とも、どうしたの? 相変わらず仲がいいね…」
それから、少し間を置いて、
「…高見さんもいたの?…」
と、驚いた。
先に、好子の部屋に入った、私の姿が、直一のいる場所からは、見えなかったらしい…
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