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第12章 エピローグ
着水から10分程経った所で、空軍のヘリコプターが二人の上空にやって来て、救助の男性がヘリから飛び降りて来た。そして、二人を順番にヘリに吊り上げてくれた。
そしてヘリはレイクパウエル南西20キロにあるペイジ空港へ到着すると二人を降ろした。そこにはアメリカ空軍のF35Aが二機、駐機していた。二人は促される様に複座のその機体に乗せられ、あっという間にペイジ空港を離陸する。
理紗の乗った機体のパイロットはマックス大尉と自己紹介した。
機体は高度5万フィートに上昇すると、超音速に加速した。マッハ1.8だ。東北東に向かっている。
「マックス大尉、このF35は何処に向かっているのですか?」
「メリーランド州のアンドリューズ空軍基地です。マッハ1.8で飛んでいますので1時間45分程で到着予定です」
「そのあと、私達は何処にいくのですか?」
「私はアンドリューズまでの飛行が任務なので、その先は承知していません」
F35Aはマックス大尉の説明通り二時間弱で大陸横断を終え、アンドリューズ空軍基地に到着した。そしてF35Aは、胴体が緑色で上部が白く塗られ、大きな星条旗を描かれているヘリコプターの横に駐機した。
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