第5章 アトランティス打上げ

1/13
37人が本棚に入れています
本棚に追加
/119

第5章 アトランティス打上げ

理紗が目を覚ますともう朝の5時だった。流石の理紗も疲れていたのだろう、ほぼ半日寝てた事になる。 理紗は急いでベッドから起き上がると着たままだったパイロットスーツを脱いでシャワーを浴びた。そして、クローゼットに収納されていた替えの下着や予備のパイロットスーツに着替えた。 キッチンに有るコーヒーメーカーでコーヒーを淹れる。いい匂いだ。コーヒーメーカーの横にベーグルやクロワッサンが置かれており、コーヒーを飲みながらそれを摘んだ。 丁度、6時にドアがノックされた。ドアを開けるとダグが笑顔で待っている。 「お早う理紗。ゆっくり寝れたかい?」 「はい、爆睡でした。でも疲れはすっかり取れました」 ダグが大きく頷く。 「それではEVA(船外活動)の訓練に入ろう。NASAの基準では日本で開発したマーメードスーツは使用出来ないから、米国製の宇宙服を使う事になる。サイズは安曇重工から貰った3Dデータで合わせてある」 二人は再びエレベータで一階に降りて、訓練センター奥にあるEVA訓練プールへ移動する。 そこに若い女性の技師が理紗を待っていた。
/119

最初のコメントを投稿しよう!