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僕は歩きはじめた
行き先も決めないまま
空に放り投げたコインが
転がった方へと
あの日
誰かの声は
ただの騒がしい風だと
聞こえないふりをして
ただ自由でいたかった
この目で見たいものだけ
この手で触れたいものだけを
それでよかった
ずっと
誰かのやさしさ
気付きもしないでいつも
自分だけを信じて
コロコロ コロコロ
転がるコイン
コロコロ コロコロ
誰かの投げたコイン
コロコロ コロコロ
僕の足元へ
コロコロ コロコロ
君が空へと
放り投げたコイン
そして僕のコインはもう
宙を舞わない
コロコロ コロコロ
僕の足元へ
コロコロ コロコロ
君が空へと
放り投げたコイン
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