第一章 生態及び撃退方法について:基本生態、身体能力

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第一章 生態及び撃退方法について:基本生態、身体能力

 何だ今更、とうんざりする方々も多数おられるかと思うが、少し我慢をいただきたい。  六月十八日に東京で発生したゾンビは、映画にならって、『旧ドン系』と呼ばれている。つまりは『走る』のではなく、『歩く』のである。  また、噛みつくことによって感染し、時間をおいて発症、ゾンビ化する。  発症までの時間は個人差があり、速くて数分(これは諸説あるが、公式の記録で最速は三分弱だという。しかし数十秒で発症したとの主張もあるが――これは眉唾だ。動画サイト等に全く無いのだ。ただ――フェイク映像の類や、映画の一部抜粋でそういう物もあるのだが……)、遅い場合は半日程度。この時間差が感染が拡大した原因と言われている。  つまり、噛まれた人間が移動する事により、感染が拡大した、というわけだ。  だが、作者としては、『他の五大都市でも同時多発的にゾンビが発生した』という点を考慮し 『実は、発症者が相当数、解き放たれたので、感染が拡大した』という説の方を推したい。     
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