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「必死に探索しましたが何の成果も得られませんでした!!!申し訳ございません!」 帰り着いた途端、泣きながら純粋デブが謝罪していた。 引くぐらい迫真の演技力だった。 「そ、そうか」 リーダーデブことロブも何も言えないようだった。 「とりあえず飯でも食うか。君たちが帰ってきてから食事にしようと決めてい待ってたんだ」 ロブがそう言ったので食堂に入ると、全デブが一斉にこちらを見てきた。 すごい形相だった。 デブたちは限界のようだった。 お預けを食らった猛獣・・・いや猛デブ達だった。 数十人のデブに睨まれるのはマジで怖かった。 そしてテーブルを見ると・・・山盛りの唐揚げと、ホカホカご飯が並んでいた。 純粋デブが、ほらね?唐揚げでしょ?とでも言いたげなドヤ顔でこちらを見てきたが、ボブは気づかない振りをしていた。
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