世界がもし１００人のデブだったら

デ

だが少し嬉しかったのは、あの美人デブ、スノウも探索メンバーに選ばれていたことだった。

「僕も選ばれるのかよー。ってかスリムなデブってなんだよ！デブはデブだろ！」

純粋デブだった。

「いやお前が言い出したんだろ」

ボブは突っ込んだが、あまり聞いていなかった。

そして探索が始まった。

どうやら中央に大きな食堂があり、それを囲むようにそれぞれが目覚めた小屋が並んでいるようだった。

その小屋の周りは、森が広がっていた。

「森の中に入ってみないとダメだよなぁ・・・」

ボブが呟くと、他のメンバーも嫌そうな顔で頷いていた。

「もう帰ろうよ！帰って今度はラーメンか唐揚げ作ってもらおうよー。デブは大体ラーメンか揚げ物が好きなんだよー！(※出典　Can Can 女子に聞いたデブの好きな食べ物ランキング)」

「さっき食べたばかりだろ」

注意しながらも、実はボブも少し空腹を覚え始めていた。

デブは腹が減るのも早い。
なんなら常に腹は減っている状態なのだ。