世界がもし１００人のデブだったら

デ

「フンッ！フンッ！チェケラー！！」

どこから出したのか、ヌンチャクを振り回しながら激しい運動を続ける動けるデブだったが、スノウを始め多くのデブの膝は限界だったので、開けた場所で休憩することにした。

「アッ！クソ！めっちゃ蚊に刺された！かっゆ！いっつも僕ばっかり刺されるんだよねえ！！」

純粋デブが騒いでいた。

だが純粋デブは間違っていた。

デブたちみんなめっちゃ蚊に刺されていた。

「まあ悩んでも仕方ないし、帰ろうよ！」

純粋デブの提案に全員が頷いた。
デブは諦めが早いのだ。
ボブも15年ほどダイエットを続けているが、口癖は、明日から頑張る、だった。

「ほら、明日から頑張ればいいよ！まあ僕は明日からダイエット頑張るって言い続けてるけど！！ンボモオオ！」

この純粋デブと思考回路が似ているのが非常に残念だった。