14人が本棚に入れています
本棚に追加
ピザを待つ間、デブ達は状況確認をすることにした。
「君の体重を教えてくれないか」
ボブはそう聞かれた。少し躊躇したが正直に答えた。
「115キロ」
皆で話すうちに、少しずつ状況がわかってきた。
驚いたのは、ここにいるのが全員ではない、という点だった。
「自力で動けない人もいるらしいの」
やや美人なデブが教えてくれた。
彼女はスノウだと名乗った。
集まった中では、一番スリムに見えた。
もしかしたら100キロ以下かもしれない。
「素敵な名前だね。雪のように白くて綺麗だ」
ボブが褒めると、スノウは照れ臭そうにしていた。
「スノウと言うより、スモウじゃない?」
純粋デブだった。
ボブは短い脚で彼を蹴り上げた。
最初のコメントを投稿しよう!