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デブたちはちょうど100人いるようだった。
自力で動けないデブも含めて100人だった。
男性が48人、女性が52人
ほとんどは20代から50代だった。
ボブは32歳で、比較的若いほうだ。
白人もいれば黒人もいた。
そして全員が体重100キロを超えているようだった。
115キロのボブは比較的スリム?だった。
全員が100キロを超えていると発表されたとき、スノウは恥ずかしそうにしていた。
それもまた素敵だとボブは思った。
とりあえず、先ほどのリーダーシップデブ(彼はロブと名乗った、デブにボブにロブ、ややこしい話だ)がリーダーとなり、いろいろ探っていくことに決まった。
「では、周辺を探索してみよう。何か見つかるかもしれん。誰か立候補者はいないか」
誰も手を上げない。
「動くのは好きじゃないな~。だって僕出不精だから!デブだけに!フゴゴッゴ」
純粋デブだった。誰も笑わなかった。
「あれ・・・?鉄板ネタだったんだけど」
不思議そうに純粋デブが呟いた。
ボブも全く同じ鉄板ネタを持っていた。
言わなくてよかったと心から思っていた。
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