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孤独
もし私がいつの日か一人で死にゆくことになり、
その場所が病院のベットではなく慣れ親しんだいつもの匂いのするベッドで何日も誰にも気付かれず死んでいたなら、
一人きりで死なせてしまったと泣かないでほしい。
腐敗臭のする汚れた場所になり変わったとしても私の生き絶えた時は柔らかな光の中で花々に埋もれているはずだから。
孤独死という言葉をあてがわないでほしい。
私はとても幸せに死んだんだ。覚えておいてくれ。
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