2、1年後

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父が俺の手と魔力量を測る水晶玉を持ち上げて、それを手に近づけた。 水晶が光り、数字が浮かび上がった。 父「95か。平均より少し少ないが妥当なところだろう。」 全く訓練しなかったときは100なので少ないと言える。 因みに、帝の平均は約6000万ぐらいだ。 今度は、属性を測る水晶玉を持って手をかざさせられた。しかし、何も起きない。 父「何!属性無しだと!」 母「封印されているのでは?」 父「いや、これは封印されていたらマークが付く高性能な水晶だ。属性がないんだ。捨てるしかないだろう。」 母「そんな!この子が可愛いそうです!」 父「ここに置いておいた方が可愛いそうなことになる。異論は認めん。」 まさかここまで神が酷いとは思わなかった。属性無しでもこの水晶は能力も調べることができるので、望みはない。もしかしたら、魔眼でもないのかもしれない。
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