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「では、報告」
「こちらα班。周囲に不審人物や味方らしき影はありませんでした」
「こちらβ班。銃声は表都市には聞こえておらず、気付いた者もいないようです」
「Sはどうだ?」
Sというのは警察のこと。
特殊能力者暗殺集団と言っても公的組織ではないため、そこも警戒しなくてはならない。
「通信からすると今回に関連した通報や情報はSには入っていないようです」
「うむ、今回も問題はなさそうだな。では続いて次の目標だ」
次から次へと目標が告げられる。
気づけば、初めて本物の銃というものを知った時から早くも1ヶ月が過ぎようとしていた。
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