番外編 信頼を取り戻すために side 拓人

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22時に仕事をあがり、創薬の研究センターの前で待つことにした。 12月の初めだから、かなり寒い。 吐く息が白く、咲耶がすぐに出てくる事を願った。 15分ぐらいで咲耶は須賀主任と一緒に出てきた。 須賀主任と仲よさそうに話してるのを見て嫉妬する俺。 咲耶を呼び止め、話したい事があると伝えると、咲耶は須賀主任の方を見て何かを訴えてた。 須賀主任が背中を押す 咲耶は仕方がないと諦めたように、俺の話を聞くために会社側のコーヒーショップへ着いてきた。 コーヒーショップにつき、どう、話を切り出したら良いか悩み、しばらく沈黙してしまった。 咲耶に、最後に会った時に、咲耶が俺にいった寄りを戻す条件についての話題を出し、なんとかその条件を守ってきた事を伝えた。 そして、この日のために買って用意した給料3ヶ月のダイヤの婚約指輪を、ポケットから取り出し、入ってる箱を開けて、咲耶に見せた。 そして、 「咲耶、俺と結婚してくれ。2度と浮気はしない」 プロポーズをした。
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