543人が本棚に入れています
本棚に追加
大手製薬会社に創薬の研究員として就職して3年目を迎えたわたし、清宮咲耶(きよみや さや)には、同じ会社に勤める彼氏がいる。
彼氏の名は 永瀬 拓人(ながせ たくと)
ジャニーズ系の甘い端正に整った顔立ち。黒縁眼鏡をかけた姿は知的な感じで、医療機器開発の仕事を手がけてる彼の手腕は見事なもので、他社の同製品よりも高度な製品を生み出し大ヒットをさせてる頭脳明晰な男。
それもあり、拓人は社内1のモテ男して君臨し、入社当時から女性社員のハートを射止めてた。
そんな拓人とわたしが付き合っている。
わたしと拓人は国立中高一貫校がで出会い、中学時代は歪み合う間柄だったけど、高校時代からは彼から交際を申し込まれ付き合い始めた。
そして、大学も学部は違えど、同じK大へ通い、その間に何度か別れたりもしたけれど、時間が経つと元サヤに戻っていた。
拓人との付き合いは長く、マンネリ化を通り越して、長年連れ添ってる夫婦で、甘さも新鮮味も感じなくなってた。
それもあり、彼の幾度なく浮気を繰り返えした。
わたしはもはやそれを放置し泳がせた。
遊びとわかっていたから
浮気の証拠を叩きつけて別れても時間が経てば元鞘におさまってる関係で、浮気を追求するのが面倒くさく感じるようになってた。
最初のコメントを投稿しよう!