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例の概要が書かれた下に長方形の空欄があった。
ここが名前欄だろう。
俺は鞄からペンを取り出すと、いつもより丁寧に名前を書いた。
最後の1文字を書き、ペン机の上に置いた。
すると突如、本は命を得たかのように青白い光りを放った。
うわっ...。
俺は眩しくて手で目を覆った。
10秒ほど経っただろうか。
段々と光が消えていくのを瞼越しに感じる。
俺はゆっくりと瞼を開く。
しかしそこには代わり映えのない自分の部屋があり、机があり、その上にはあの本がのっていた。
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