あなたの人生 完全攻略

4/25
前へ
/38ページ
次へ
例の概要が書かれた下に長方形の空欄があった。 ここが名前欄だろう。 俺は鞄からペンを取り出すと、いつもより丁寧に名前を書いた。 最後の1文字を書き、ペン机の上に置いた。 すると突如、本は命を得たかのように青白い光りを放った。 うわっ...。 俺は眩しくて手で目を覆った。 10秒ほど経っただろうか。 段々と光が消えていくのを瞼越しに感じる。 俺はゆっくりと瞼を開く。 しかしそこには代わり映えのない自分の部屋があり、机があり、その上にはあの本がのっていた。
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加