舎碌古書店と神さま

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それから俺は時間を忘れてあっちこっちの本達を物色していった。 どうやら残すところ、見ていない本棚は部屋の右端、一番奥にある本棚だけのようだ。 その奥にある本棚は棚自体も並んでいる本も一際古そうで、それでいて特に価値のありそうな物ばかりだった。 その棚だけは他の棚のように看板が掲げられていなかった。 見たことも読んだこともないような漢字が背表紙に記された本。 アルファベットで書かれてはいるものの、おらく英語ではない違う国の言葉で書かれたような本。 そもそもアルファベットですらなく、歴史の教科書で見た象形文字のような物で書かれた本も並んでいた。
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