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「……」
「えー、あの…私、ですか?」
「はい」
「……」
これは、本格的にヤバいやつか?
どうしようか困っていたら、店長が視界に入る。あ。
「…では、20時にバイトが終わるので、その時、店長も一緒で構いませんか?」
「!!はい」
一応、保険かけたけど。
何故嬉しそうなんだろう?
やっぱりヤバいやつか?
「お待たせする形になりますが…」
「構いません」
「あー、あの…更に遅くなる可能性もありますが…」
「待ちます」
「あの…」
「はい」
あ、これ断りきれないやつだ。
何か凄く期待されてる。
一介の大学生に何を望んでいるのか?
理解出来ないし、するのも怖い気がする。
「…では、お待ち下さい」
「はい、ありがとうございます」
今日は哀愁を感じない背中を見送る。
…また会うんだけど。
凶器とか持って来ないよな?
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