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結果だけを述べると、百聞は一見にしかずは不発だった。 彼は偶然あそこにいただけらしく、私は恥をかいてあまつさえ不審者扱いされて終わったのだ。 「──ありがとうございます」 名前も知らない彼への罪滅ぼしとして、私は駅前でやっていた募金に百円を入れておいた。 明日は慎重に行動しよう。 そう思いながら──
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