僕の愛情は背徳と交錯する

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 呆然とした。  結愛との交際を許すも何も、もう彼女がOKしてくれてるんだから。  本人の意思が解っている以上、いくらお兄さんとはいえ口出しできないんじゃ!? 「僕を甘く見ない方がいい」  崇の心を読んだかのように、敏樹は冷たく言い放った。 「これだけ言えば、解るね?」  確かにその一言で、崇の頭の中は嫌な予感でいっぱいになった。  このお兄さんが、結愛ちゃんにあることない事吹き込んで、明日の朝には彼女にサヨナラされるかもしれない!
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