藤五郎の恋

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奉行は伊勢谷夫婦を召喚せし、とくと言って聞かせ、夫婦共に結崎の行いし事を不憫に思い、その後は、結崎を養女として迎えしも、気狂いの為、その年の夏を越せなかった。 伊勢谷両親は『藤五郎と結崎はあの世にて夫婦となりし』と夫婦不在のまま祝言を挙げたとの、悲しい祝言と相成った。 ーお終いー
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