SECRET 01

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 私の視線が、丸みを帯びたその先の不思議な形に向けられる度に、どうぞとばかりに腰を出して来るのもその一つ。  「触って、サヤ」  待ちくたびれたのか、サクさんが気持ち腰を左右に振ると、動いたそれを掴んでみたい衝動に駆られてしまう。  その動作を子供っぽく感じてしまうのは、私の精神状態がおかしいからなのだろうか。  肘で上身を支えるように体を起こし、見事に反ったその太い物に左手をそっと添えてみる。  皮膚の感触。  伝わって来る熱。  割れた先の形から、何故か目を離せない。  「舐めてみて」  言われて、確認するように上目でサクさんを見上げると、  「…可愛がってみろよ。――――――サヤのだろ?」  「私の…?」  「ああ。お前のだ」
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