-直一の告白-

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 要するに、あんな、感じのいいひとと、結婚しているぐらいだから、そんなに悪い人間じゃないかもしれないというわけだ(笑)…  ある意味ルール違反というか、ズルい、やり方だが、好感度を上げるのに、もっとも、簡単で、有効な手段だ…  とりわけ、政治家がこれに該当する…  私は考える。  「…澄子は、ボクなんかが、どうあがいても、できない能力を持っている…それに惹かれた部分も大きい…」  直一が、私の思った通りのことを、口にした。  「…だけど、高見さんは、ボクとは違う…」  「…どう違うんですか?…」
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