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「…買い被り過ぎ?…」
「…そうです…私が、自分で言うのもなんですが、マジメな印象を周囲に与えるから、直一さんも、私をそう見るんです…私もまた、普通の女です…だから、人並みに、お金は好きですし、玉の輿を夢見ています…」
私の言葉に、直一は、
「…そうだね…」
と、納得するものだと思った。
が、違った。
「…まあ、そういうことにしておこう…」
と、自分自身を無理やり納得させるように、呟いた。
私の言葉に納得していないのは、明らかだった…
私は、驚いた。
内心、恐怖したと言っていい…
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