-直一の告白-

14/14
前へ
/24ページ
次へ
 澄子のことを使えると、評していたが、そう言った直一自身もまた、十二分に有能…  私の言葉に納得しないとは、思わなかった。  いや、有能でなければ、次期社長候補になれるわけがなかった。  私は、考える。  私はこれ以上、直一と会話することが嫌だった。  直一にこれ以上、根掘り葉掘りされるのは、困る。  そのときだった…  「…なにをしているの?…」  と、背後から、声がかかった。  私と直一は、声のする方を振り返った。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加