514人が本棚に入れています
本棚に追加
今更そこ?
二回目は普通の状態だったじゃん!
つーか…引くとかありえないだろ。
え、俺そんな風に思われる態度とってた?
いや!絶対してない。
「なんか、スゲー深刻に考えてた俺がバカみたいじゃん。
…あのさぁ、俺は一緒に暮らしてただけでも、ムラムラしてんの。
男とか女とか関係ないし。まぁ元々男とはそういう関係になることもなかったし、興味はなかったけど。
でもそれは香椎以外の男には興味ないってことで、その…香椎は特別だから。」
本当に俺の気持ちとかちゃんと伝わってんのかな。
香椎はわかった、ごめんってそれだけ言ってうつむいてしまった。
「キス、しよ。」
自然に口から思っていた言葉が出てしまって、うつむいた香椎の顔を上に盛り上げるようにキスをした。
「なんか、変…。お前にそんなこと言われてうれしいとか。」
そういって、初めて俺は香椎の笑顔を見た。
花が咲いたように笑う顔は、穏やかでかわいらしくて綺麗で。
前に土生が言っていた可愛いって騒がれるのもわかる気がした。
「香椎、…好き。」
最初のコメントを投稿しよう!