佳純と純一郎の中学生日記

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二人は二階フロアーを歩いていた。 中瀬は 『そう言えばそろそろ林間学校があるね。』 結城は 『二泊三日で群馬県の万座まで行って山歩きするって内容だろ………』 『面倒くせぇ………って続くんだよね。』 中瀬は結城の言葉を遮り、結城の物真似をした後に爆笑した。 結城も笑って 『って、俺のセリフ取らないでくれる………』 中瀬は笑いながら 『でも、当たってるでしょ? 』 結城は 『当たってるけどさ………でも本当に面倒くさいし、何の為に林間学校で万座まで行って山歩きしなきゃならないんだ………』 中瀬は 『まぁ、毎年恒例の行事だし。』 結城は 『何の意味のない行事だよ。』 中瀬は 『そう言えば学級委員長の森山君、林間学校の班は決めたのかな? 』 結城は 『まだ決めてる最中だろうけど、俺と中瀬さんは同じ班は決定だろうな。』 中瀬は笑って 『それは確実かもね。』 二人は暫くウィンドウショッピングを楽しみ、結城は腕時計を確認し 『そろそろお昼にしようか………』 中瀬は笑顔で 『うん、賛成。お店は私が決めて良い? 』 結城は 『良いよ、どこにするの? 』 結城は中瀬に案内されて 『ここの洋食屋さん。入ってみたかったんだ〜。』 結城は 『それじゃこの店に入ろうか。』 二人は洋食屋に入った。 …………… 二人は洋食屋で昼食を食べ終わり店を出た。 中瀬は笑顔で 『美味しかったね。ご馳走してくれてありがとう。』 結城は中瀬を見て 『確かに美味しかった。良いんだよ、今日はご馳走するつもりだったし。』 中瀬は 『帰ったらうちに来ない? 』 結城は 『良いよ。それじゃ今日は帰ろうか。』 中瀬は 『うん、帰ろう。』
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