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二人は帰ろうとアスモを出ようとした時 中瀬は立ち止まって
『結城君、あれやってみない?』
結城は中瀬の向いている方を見ると占いと書いてあり
『何? 占いって………』
中瀬は結城の腕を引っ張り
『試しにやってみようよ。』
結城は笑って
『人の未来が見えたとかって………人の先の人生わかってたまるかって言うんだ。』
中瀬は
『結城君、そんな考えじゃ女の子にモテないよ。私だって同じ事思うけど、半分遊びみたいなものじゃん。だからやってみようよ。』
結城と中瀬は占いをやる事にした。
中瀬は占い師らしき女性に
『すみません、占ってもらっていいですか?』
占い師の女性は
『何をうらないますか?』
中瀬は
『それじゃ自分達の将来を。』
占い師の女性は水晶玉を覗き
『彼女さん、この水晶玉に手を乗せてみよ………』
中瀬は恐る恐る水晶玉に手を乗せた。
占い師の女性は
『貴女は明るく明朗活発、無邪気で、誰にでも優しい………将来、これはいつ頃かな………三十代後半に人生を左右する出来事があるように出てる。』
中瀬は
『人生を左右する出来事って………そんな凄い事なんですか?』
占い師の女性は
『貴女の人生が八十年として、人生で最大の左右する出来事と出てる………って、これは凄いな………選択を間違えたら命にもかかわる可能性も………』
中瀬は身体を震わせながら
『私、三十代後半で死んじゃうかもしれないの?って、結城君?』
結城が身体が震えてる中瀬のもう片方の手を握った。
結城は笑って
『だから占いは占いだって。大丈夫だから。』
中瀬は結城の優しさに
『うん、そうだよね。ごめん………ありがとう。』
占い師の女性は
『あれ………? 何だこれは………?今、いきなり水晶玉の中に現れたぞ………一艘の船が見える………人生大ピンチで一艘の船………なぜいきなりこんな画が見えたんだ………? 不思議過ぎる。こんな事初めてだ………』
結城は中瀬の代わりに
『どうしたんですか?何があったんですか?』
占い師の女性は
『この娘、先程は何もなかったが、急に何か気の強いものが助けに来ると出ている………いきなりこんな変わるとは………』
結城は笑顔で中瀬に
『それじゃ、中瀬さんは助かるんだ。中瀬さん、よかったね。』
中瀬は
『うん、ありがとう。安心したよ。』
次に占い師の女性は結城を見て
『次は貴方がこの水晶玉に手を乗せてみよ。』
結城は占い師の女性に言われるがまま水晶玉に手を乗せると
『見えてきた見えてきたぞ………貴方は二年後ぐらいに人生を左右する出来事が起こる。この選択肢を選び間違えると平凡な人生となるだろう………』
結城は
『その選択肢を正解な方を選んだらどうなるんですか? 』
占い師の女性は
『凄く強運の持ち主になる。その選択肢は命がなくなるまで続く。だからその選択肢は慎重に決めるがいい………』
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