佳純と純一郎の中学生日記

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今現在居酒屋大将 佳奈枝はワインを飲んで 『その占い、当たってるよね………』 結城は 『今、考えるとね。おでんおかわり。』 結城は越智におでんを頼んだ。 中瀬は 『あの占いの意味がやっとわかったって思ったよ。私は練炭で殺害されそうになった時、結城君に助けられた。一艘の船が助けに来る………やっと意味がわかった………私はそれまで忘れてたし………』 結城は 『俺に言ってきた二年後に何があるんだって思ってたけど、人生を左右する出来事………敬子との出会いだったんだって、敬子と付き合い始めてから思ったよ。』 『お敬は結城君にとって女神だったんだね。』 敬子はその声に驚いて 『小百合、起きてたの? 大丈夫なの? 』 小百合は口に手を当てあくびをし 『ふぁ〜、起きてたわよ。二人の昔話って聞こえてきたからずっと聞いてたよ。』 佳奈枝は笑って 『小百合はその手系の話は好きだもんね〜。』 結城は笑って 『地獄耳………』 小百合は結城に 『あのさ〜、雨に濡れて帰宅してその後中瀬さんの部屋で何かあった? 』 『ぶっっっ………』 結城は飲んでる日本酒を吐き 『な、何もあるわけないだろ。風呂入ってそのまま帰ったよ。そうだよね中瀬さん………』 中瀬は 『う、うん、お風呂入ってそのまま帰ったよ。』 小百合は 『な〜んか怪しいな〜………』 結城は無理矢理冷静さを保ち 『だ、だから何もないって………そんなわけで早坂さん、ごめん………明日の朝まで寝ててくれ………』 『って、えっ………ゴクゴクゴク………ぷは〜………あれ、目が回ってきた………グースピー………』 結城は自分が手に持っていた日本酒を無理矢理飲ませ眠らせた。 敬子は小百合と結城の絡みに笑って 『小百合は明日まで寝ててもらおう。』 越智は 『しかし中学生の頃には怖いもの知らずだったんだね。』 敬子は 『私も同じ事思った。ボコボコにやられたって言っても、それだけ人数居て四人も倒しちゃうんだから喧嘩強かったんだね。確かにその頃には怖いもの知らずだったんだね。』 中瀬は敬子に 『敬子さんには申し訳ないけど、敬子さんに唯一自慢出来るのは、敬子さんより先に結城君に助けられたって事かな。』
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