佳純と純一郎の中学生日記〜修学旅行編〜

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次の日 京都駅 村山は手帳を見ながら 『京都御所、清水寺、時間があれば太秦映画村って話しだったよね。で、予定変更したいって、変更後はどうなるの? 』 結城は 『変更後は、清水寺、舞妓さんになれるお店、太秦映画村。これでどうかな? 』 森山は 『俺は賛成だよ。』 北島も 『村山さんと中瀬さんの舞妓姿が見られるなら俺も賛成。』 中瀬は村山に 『どうする? 私は賛成だな。』 村山は 『一瞬でも舞妓さんになれるなんて滅多にないから私も賛成。』 結城は 『それじゃ決まりだね。最初は清水寺に行こうか。』 結城達は京都駅からバスに乗った。 …………… バスの中 結城は 『昨日は眠れなかったから眠いよ。少し寝ていい? 』 村山は 『駄目………寝過ごしたら誰も起こさないからね。みんな楽しんじゃうから。』 結城は 『楽しんじゃうって? 』 森山は笑って 『だから結城が寝過ごしてどこまで行くか、みんなで予想大会になっちゃうじゃん。』 中瀬は笑いながら 『そっちの方が楽しみじゃん。結城君、寝ちゃって良いよ。』 北島も笑って 『俺も賛成だ。結城、寝ちゃえ寝ちゃえ。』 結城は 『嫌だ、誰が寝るもんか。』 中瀬は 『つまんな〜い、それじゃ賭けにならないじゃ〜ん。』 結城は笑って 『その時は中瀬さんを道連れにしてやろ。』 中瀬は笑って 『お兄ちゃんと一緒ならいいよ。そんな訳で一緒に寝ちゃおうか。』 結城は 『俺は寝たふりしてるからさ、中瀬さんがどこまで行くか賭けるか。』 中瀬は 『ふ〜んだ、本当にそんな事やったらお兄ちゃんの事嫌いになっちゃうから。』 村山は 『兄妹喧嘩になる前に話しを変えよう。』 村山の言葉に班のメンバーで笑った。
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