捜査開始

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『そう、婚活パーティー会場から部屋まで。』 《パーティ会場からエレベーターホールにでて、それから7階の部屋まで行ったんだよ。》 『わかった。また何か質問があったら連絡するね。』 《うん、わかった………》 結城は携帯電話を切った。 『ここからエレベーターホールに行って、それから7階の部屋に行ったらしい。』 中瀬は 『それじゃ行ってみようか。』 結城達は周りを眺めながらエレベーターホールに到着し 『何も目ぼしい物はなかったけど、防犯カメラはあったな。』 野間口は 『また大門に頼むの?』 結城は 『パーティ会場から7階の部屋までの防犯カメラを借りる予定。』 結城達はエレベーターで7階に到着した。 結城は 『後で大門に頼んで借りてもらおうか。それじゃ山本宅に行こうか。』 ホテルの駐車場 野間口は運転席に座りエンジンをかけ車を走らせ 『山本宅ってどこなんだ?』 助手席に座ってる結城は 『住所は千倉町だね。ちょうど千倉駅と千歳駅の間辺りかな。128号線から少し入った辺り。』 後ろの席で中瀬は 『確か敬子さんと同じ中学校で同級生らしいじゃん。』 結城は 『ついでに言えば、同じクラスだったらしい。』 野間口は 『中学校の名前は?』 結城は 『千倉台中学校。千倉駅から海方面に真っ直ぐ行った、ローソンの真裏のモダンな建物の中学校だよ。』 中瀬は 『なんだか怖い位に偶然だよね。敬子さんの同級生が早坂さんと絡んでたなんてさ。』 結城は 『他にも何か偶然がありそうな気がする。』 3人は山本の自宅がある千倉町に向かった。 野間口はカーナビを見て 『多分、この辺りだな。』 野間口は車を止めて 『あの正面の白いアパートがそうだね。』 結城は 『アパート?何かの間違えじゃないのか?』 中瀬は 『どうして?』 結城は 『貿易会社の社長って聞いてたからさ………』 野間口は 『何かの間違えだろ。』 結城は事件の資料を見ながら どう言う事だ……… まぁ、いいや。自宅に入れば目ぼしい物が何か見つかるだろ。 結城は車を降りて 『部屋番号を確認してくる。』 結城はアパートの外にある集合ポストを確認すると103号室に山本の表札があった。 『あった、ここだ。』
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