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私に影が・・・
熱い陽が当たるたびに目を手の甲で覆うしかなかった痛い太陽に・・・
影ができる。
「おじいさん、返事は?答えれます?」
若者が弱々しい私に声をかけた。
「あぁ、大丈夫じゃ。」
「水しかないけど、飲まれます?」
「おぉ、ありがたいもらえるかな。」
「はい、どうぞ。」
若者が荷物から球体を出し、老人の口へいれた。
老人の、口へといれた球体は、水をふくんでいて飴をなためるように喉をうるおした。
「これは?」
「医療用の水分補給の球体ですが、大丈夫ですか?」
《今の技術は・・・》
「おじいさん?」
「あぁ、大丈夫じゃよ。」
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